年頭のあいさつ(平成31年)
新年あけましておめでとうございます。会員の皆様には健やかな新年を迎えられたものとお喜び申し上げます。
◆昨年も宮城岳風会の計画した行事は、皆様の協力で滞りなく終了することができました
昨年も宮城岳風会の計画した行事は、皆様の協力で滞りなく終了することができました。
しかし、年々会員が減少し、700名になってしまい大変残念なことと感じております。いろいろな要因があると思いますが、先ずは高齢化、それに伴い趣味の多様化がありましょうか。
現在、全国の会員の平均年齢は74歳で、宮城岳風会も同じですが、子供たちを除くと76歳になるのではないかと思います。会員減少に歯止めをかけようと総会や教場長会議等でお願いしていますが、なかなか効果が上がらないようです。
◆来年は、春に宮城岳風会の創立50周年記念大会、そして秋には全国吟道大会
来年は、春に宮城岳風会の創立50周年記念大会、そして秋には全国吟道大会が仙台で行われることになり、そのための準備にかからなければなりません。皆さんの絶大なる協力を今からお願いいたします。
◆私たちの学ぶ詩吟・吟道は心の糧であり、人間形成の学問や教養の素
機関誌「吟道」本年1月号に私の今年の抱負として「伝統文化の継承と次世代を育む吟道修学院の発展に寄与する」旨を記しました。
今日、伝統文化の継承が薄らいできておりますが、それを守るには「礼節」が基本になければ続かないのではないかと思います。「礼節」を通して「心の豊かさ」「人間味」を育むことができるからです。
私たちの学ぶ詩吟・吟道は心の糧であり、人間形成の学問や教養の素であります。祖宗範の言葉に「吟道は人間修養の道なり」と説かれています。