仙台市は他都市に先駆けて、 山野草の宝庫である「野草園」 を戦後復興の願いをこめて市民の憩いの場として開園しました。

その後、県花、市花として知られる萩を愛でる「萩まつり」が、開催されてから本年で60年となりました。

当大年寺教場は、ここ5、6年「萩まつり」に出吟させて頂いております。茶道会の野点でお茶を味わいながら、この地の歴史や花を取り入れた詩吟を、幼年部会員千春さんも一緒に吟じ皆様に楽しんで頂いております。

この記念の年9月15日、仙台市野草園萩まつり実行員会より「感謝状」の贈呈を受けました。思い掛けないことで大変嬉しく、会員の励みとなりました。

萩まつり出演の度に、武内瑞岳先生の並々ならむ御指導が目標に向けての努力と勇気を与えて下さいます。これを機に市民の皆様にもっと詩吟を御理解頂き親しんでもらいたいと願っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～宮城岳風会会報 第96号～　（大年寺教場長　阿部酵風）