【健康】会長の講話 ~腹式呼吸で健康づくり 健康寿命を10年延ばす腹式呼吸~
と き 令和2年8月24日(月) 13:00~
ところ 宮城県仙台市青葉区花京院1-3-2 仙台市シルバーセンター
演 題 腹式呼吸で健康づくり 健康寿命を10年延ばす腹式呼吸
講 師 宮城岳風会 会長 渡会岳弘
腹式呼吸は肉体的・精神的健康をもたらします
年を重ねるとともに,心身ともに衰えていくことは当たり前のこと、それを少しでも遅らせ、健康に働き続けることには、少しの心がけと知識で必要です。
一つが腹式呼吸です。腹式呼吸は血圧を下げたり、気力を高めたりする他に自律神経にとてもよく働きます。
また大きい声を出す、笑顔を作ることで、ストレス解消にもなります。
血流を良くし、血管を若返らせる、リンパ液の流れを良くするなど体液の流れを良くし、免疫力を高めます。詩吟は腹式呼吸で発声します。
今、新型コロナウィルスで休んでいるときだから今一度、皆さんに詩吟の効能をお知らせします。
◆腹式呼吸の効能◆
<医学面から見た効能>
●腹式呼吸は血圧を下げます
●腹式呼吸は自律神経の活動を助けます
●腹式呼吸は活力やエネルギーを生み、気力を充実させます
●腹式呼吸は血流を良くし、脳の活性化を促します
●腹式呼吸は免疫力を高めます
※諏訪シニア協賛会健康講座より抜粋
◆腹式呼吸の練習の仕方◆
●お腹を膨らませて鼻で息を吸う、口で吐く
●お腹に手を置き丹田を意識する
●腹式呼吸で吸った息は丹田に溜めることで気力、活力となります
●丹田を鍛える練習 息は長く吐く。「長息=長生きに通ず」
●十分に息を吸い込んだらすぐに吐き出すことをせずに、しばらく息を止めて息を
のみ込むようにして丹田に落ち着かせます
息を吐く時は副交感神経が働いて気持ちが落ち着き、吸う時は交感神経が働い
て逆の状態になります
呼吸数が減り体や脳の活性化につながります
◆腹式呼吸と組み合わせながら行う健康運動◆
<免疫力を高める運動・誤礁を防ぐ運動>
●唾液を出す運動・舌の運動 舌を出して上下.だして左右 回転 舌根を刺激する
ようにしましょう
●耳の前の頬から耳下にかけてのマッサージ、顎のマッサージで唾液の分泌を促す
⇒唾液は口内雑菌から身を守り、免疫力を高めます
<血管を若返らせる運動>
●吐く呼吸に合わせながら血管を伸ばす
●伸ばしながら、太もも、側筋他のマッサージ
<幸せを呼び込む運動>
●口角を上げる練習
●大きな声でワシハッハッハー
●ほほの肉を上げる。歯を見せる形がよい
●笑顔は健康の元、意識して笑顔を作りましょう
<鼻呼吸をしましょう>
●鼻呼吸は空気中の細菌やバクテリアが除去され、喉を守り免疫力を高めます
●鼻呼吸は心臓発作や脳卒中を防ぐ一酸化窒素を増やします
●鼻腔で作られる一酸化窒素を増やすにはハミングが効果的です
普段の取り組みが大切です。毎日の暮らしの中で、ちょっと健康に目を向けるだけで大きな成果を得ることができます。
私たちは毎日2万回もの呼吸をしているそうです。それにちょっと工夫を添えて変えていきましょう。
それによって年齢や過労などにより衰えがちな気力、活力などの精神的な部分の衰えを高めるとともに、肉体的な筋力の衰えを防ぎ、血圧を下げたり、ストレス解消などに大きく役立ちます。