大橋岳澄先生が第134回全国吟道大会の構成吟「大いなる大地 北海道を謳う」に出吟しました
10月18日、快晴の札幌市カナモトホールに全国の吟友1300人が集い、第134回全国吟道大会が来賓に札幌市長を迎え開催されました。
本会からも会旗を持参し全国の仲間との交流を図りました。大会会場は市の中心部にあり、古い施設でしたが、段差の少ない高齢者には優しい施設でした。
構成吟は、「大いなる大地 北海道を謳う」と題し、北海道ゆかりの詩歌・讃歌を優秀吟者吟道大会入賞者、総本部役員が独吟・連吟・合吟により吟じ、北海道開拓の歴史と北海道の魅力をうたいあげました。
宮城岳風会からは、大橋岳澄さんが出吟し、石川啄木の「たはむれに」を吟じました。この構成吟はDVDで総本部から販売されると聞いております。
大会では、歓迎の儀として、冒頭に「江差追分」を、お礼の儀として、構成吟終了とともに若者たちによる「よさこい
ソーラン」という北海道の新旧を代表する芸能で歓迎していただきました。
もう一つの注目プログラムである合吟競吟は、東北地区の2チームをはじめ全国から18チームが参加し競いました。福島岳風会が努力賞でした。1位は札幌岳風会、2位はとかち岳峯会でした。
来年の全国大会は、10月24日長崎市で開催予定です。運営にあたっての高齢化への対応が急務です。
(執行理事会だより第44号より)
【追分節で歓迎】
令和6年の全国吟道大会は、北海道の札幌市で開催。
そのオープニングは北海道民謡「江差追分」でした。追分名人の浅沼春義さんが尺八、三味線の伴奏で熟年の追分節を披露された。
江差追分は前唄(まえうた)、本唄(ほんうた)、後唄(あとうた)を通してその趣を唄いますが、浅沼さんは、前唄、本唄は海の趣である「かもめの鳴く音(ね)」でしたが、後唄が「この家(や)座敷はめでたい座敷」と祝いの趣に転換された。
「おや!?」…
北海道に向かって飛行していた飛行機が九州方面に転換したようなもの。
しかし、そこは万事合点の浅沼さん、全国吟道大会が北海道で開催されたのを祝されたのでしょう。(K.M)
(宮城岳風会会報第114号より)
(出典「吟道」令和6年12月号より)