年頭のあいさつ(令和2年)
新年あけましておめでとうございます。会員の皆様には健やかな新年を迎えられたものとお慶び申し上げます。
◆19号台風、21号台風関連の大雨で被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます
昨年10月の19号台風、21号台風関連の大雨で被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。
また、皆様には災害を乗り越え、新たな気持ちで新しい目標に向けスタートされていることと推察しております。
◆古典を伝承するには「礼節」が不可欠です
論語の中に「忠恕(ちゅうじょ)」という言葉がありますが、これは「人を思いやる真心」という意味です。
子貢問うて曰く「一言にして以て終身これを行うべき者ありや」。
子曰く、「其れ恕か、己の欲せざる所、人に施すこと勿れ」(衛霊公第十五)
子貢が「ただ一つの言葉で生涯行う価値のあるものはありますか」と尋ねた。
孔子先生はこう言われた。
「それは『恕』思いやりだと。自分がして欲しくないことは、人にもしないことだと」
何事も思いやりの心がなければ、伝統文化や芸術は継承できません。古典を伝承するには「礼節」が不可欠です。先輩に対する「礼節」を今一度、みんなで確認したいものです。
◆創立50周年吟道大会、第131回全国吟道大会を成功させ、宮城岳風会を更に前進させましょう
さて、今年は令和2年、東京オリンピック・パラリンピックが開催される日本にとって特別な年です。
我が岳風会にとっても、宮城岳風会創立50周年吟道大会、第131回全国吟道大会が開催される意義のある年です。
この2つの大会の成功に向けた取り組みを通じ会員の融和と結束を強化し、また懸案である会員増加や吟詠の普及、吟技の向上に向けた活動の充実を図り、一致団結して、創立50周年吟道大会、第131回全国吟道大会を成功させ、宮城岳風会を更に前進させていきたいものです。
宮城岳風会会報 第99号より